2026年9月、OM SYSTEMが、「PEN」の名前を受け継ぐ新しいミラーレス、「OM SYSTEM PEN」を発表しました。発売は2026年10月30日です。小さくてレトロな外観に、EVF(ファインダー)と、シリーズ初の防塵防滴を備えた、約393gのマイクロフォーサーズです。
ただし、「想定を超える予約」で、一部の製品は納品が2027年春以降になる、と案内されています。「PENを待つか」「今買えるOM-5 Mark IIにするか」で迷う方のために、2機種を比べます。
⚠️ この記事は、発売前(2026年10月10日時点)の、メーカーの発表と、報道・実機レビューにもとづいています。PENの実機は、筆者はまだ使っていません。OM SYSTEMの公式ページでは、仕様の詳しい本文を確認できなかったため、報道(デジカメ Watch、ASCII、DPReview)にもとづく項目には、出典を書いています。確認できなかった項目は、推測で埋めません。発売後に、公式情報と実機のレビューを確認して、この記事を更新します。
- PENとOM-5 Mark IIの違い(比較表)
- PENの良い点と、弱点(AF・動画・防塵防滴の等級)
- 納期遅延の案内と、待てないときの選び方
- 迷ったらどちらを選ぶか(筆者の考え)
- 発売前に、分かっていないこと
💡 この記事は「PENとOM-5 Mark IIの選び分け」に特化しています。OM-5の単体評価はOM-5レビュー、上位のOM-3との比較はOM-5 vs OM-3、防塵防滴の読み方は防塵防滴とIP等級の基礎知識をご覧ください。
先に結論:軽さとデザインならPEN、迷ったらOM-5 Mark II
1. PENは、「軽さ・薄さ・レトロなデザイン」で選ぶカメラです。約393gで、OM-5 Mark IIの約418gより軽く、奥行きも約43.3mmと薄くなっています。街のスナップや、旅の小さな荷物に向きます。
2. 迷ったら、OM-5 Mark IIです(筆者の考え)。センサーとエンジンは同じで、ボディ内手ブレ補正(中央最大6.5段)と、防塵防滴(IP53相当・-10℃)が上です。価格.comの最安は、約1.6万円安く、納期の遅延の案内も、出ていません(筆者の確認範囲)。
3. 納期を確認してから、予約します。PENは、一部の製品が2027年春以降になる場合があります。すぐに使いたいなら、今、買える機種が現実的です。
PENとOM-5 Mark IIの比較表
| 項目 | OM SYSTEM PEN | OM-5 Mark II |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年10月30日(予定) | 2025年7月18日 |
| センサー/エンジン | 約2037万画素・4/3型Live MOS/TruePic IX | 約2037万画素・4/3型Live MOS/TruePic IX |
| ボディ内手ブレ補正 | 中央最大5.5段/周辺最大4.5段 | 中央最大6.5段/周辺最大5.5段 |
| EVF | 約236万ドット OLED(倍率約1.10〜1.23倍) | 約236万ドット OLED |
| 防塵防滴 | IPX1相当(PENシリーズ初) 40-150mmは防滴非対応 | IP53相当・-10℃耐低温 防滴レンズとの組み合わせ |
| 重さ(バッテリー・カード込み) | 約393g | 約418g |
| 大きさ(幅×高さ×奥行) | 約125.8×74.5×43.3mm | 約125.3×85.2×52.0mm |
| デザイン | 「PEN」の伝統的なスクエア形状(レトロ) | アウトドア向けの本格的な形 |
| 価格.com最安(ボディ・新品の目安) | 約13.4万円(予約・19店舗) | 約11.7万円(40店舗) |
出典:PENの仕様は、デジカメ Watchの発表記事、ASCIIの実機レビュー、DPReviewの評価(カメオタの翻訳記事)。OM-5 Mark IIの仕様は、サイト内の既存記事の確認値と、国内外の報道。確認できなかった項目(背面液晶、SDスロット、バッテリー枚数、動画の詳細など、OM-5 Mark II側)は、表に入れていません。価格.comの最安は、ショップごとに差があるため、目安としてご覧ください(2026年10月時点)。
PENの良い点
- EVFを内蔵:約236万ドットのOLEDです。PENシリーズで内蔵EVFを持つのは、2016年のPEN-F以来です。
- 小さく、軽い:約393g。前モデルのE-P7(約337g、EVFなし)より少し大きくなりましたが、EVFと内蔵フラッシュが入っています。
- 防塵防滴:PENシリーズで初めての対応です(IPX1相当)。
- 価格:14-42mmレンズキットが、ボディとの差が小さく、割安だと評価されています(ASCII)。
- 画質:OM-5 Mark IIと同じセンサーとエンジンです。ASCIIは、ISO12800でも実用的と評価しています。
PENの弱点(正直に)
- AFの被写体認識:DPReviewは、被写体認識が優先されて、誤検出が多い場面があると指摘しています。ASCIIの実機レビューは、街のスナップでは、AFの速度に不満はなかったとしています。被写体検出は、人物と犬・猫のみで、鳥を犬猫と認識する場合がありました(ASCII)。
- 動画:4K30p(8bit)止まりと、DPReviewは評価しています。動画を重視する方には、向きません。
- 防塵防滴の等級:IPX1相当で、OM-5 Mark IIのIP53相当には、及びません。ダブルズームキットの40-150mmは、防滴に対応していません。
- 操作・接続:SDカードは1枚でUHS-Iのみ。USB-CはUSB 2.0。背面のボタンは、ストロークが浅く、配置にあまり余裕がありません。
「普段の街歩きの、軽いカメラ」としては魅力的ですが、「アウトドアで、本格的に使う」には、OM-5 Mark IIのほうが向きます(筆者の考え)。
納期遅延のとき、どうする?
OMデジタルソリューションズは、2026年10月7日に、発売日を10月30日と発表したうえで、「想定を超える予約」により、一部の製品は2027年春以降の納品になる場合があると案内しました。対象は、ボディ、両レンズキット(シルバー・ブラック)、純正バッテリー、充電器です。
- 予約する前に、販売店の納期を確認する:店や色で、届く時期が違う場合があります。
- すぐに使いたいなら、OM-5 Mark IIも選択肢:価格.comには、40店舗が掲載されています(在庫は、店で確認してください)。
- 旅行のタイミングが決まっているなら、納品を待たない:撮影の予定に合わせて、今、買える機種を選びます(筆者の考え)。
迷ったら、どちらを選ぶ?
| こんな人は | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 軽さ・薄さ・デザインで選びたい(街スナップ・旅) | PEN | 約393gで、奥行き約43.3mm。レトロな外観。内蔵フラッシュあり(ASCII) |
| 雨・水辺・寒い場所でも撮りたい | OM-5 Mark II | IP53相当・-10℃耐低温(防滴レンズとの組み合わせ) |
| 手ブレ補正を強く使いたい(暗い場所・望遠) | OM-5 Mark II | 補正段数が大きい(中央最大6.5段) |
| すぐに使いたい・価格を抑えたい | OM-5 Mark II | 約1.6万円安く、納期の遅延の案内が出ていない(筆者の確認範囲) |
PENのレトロなデザインと軽さに、強い魅力を感じるなら、納期が遅れても、待つ価値があります。そうでなければ、性能・価格・入手しやすさで、OM-5 Mark IIが無難です(筆者の考え)。同じく、デザインで選べる小型機として、Fujifilm X-M5レビューや、Nikon Z fcレビューもあります。
発売前で、まだ分からないこと
- 実際の画質・AFの安定性:メーカーの公式な仕様ページと、発売後の実機レビューで、確認します。
- 価格の動き:最安価格は、予約段階の目安です。発売後に変わることがあります。
- 納期:店や色で違います。最新の案内を、販売店で確認してください。
よくある質問(FAQ)
OM SYSTEM PENは、いつ発売ですか?価格は?
2026年10月30日発売です。希望小売価格はオープン価格で、想定価格はボディ単体が約15万円、14-42mmレンズキットが約16万5,000円、ダブルズームキットが約17万5,000円です。価格.comの最安(ボディ)は、2026年10月時点で133,650円(予約・19店舗)の目安です。
予約が集中していると聞きました。いつ届きますか?
OMデジタルソリューションズは、「想定を超える予約」により、製品の種類やカラーによっては、納品が2027年春以降になる場合があると案内しています(ボディ、両レンズキット、純正バッテリー、充電器が対象)。すぐに使いたい場合は、販売店の納期を、予約前に確認してください。
PENは、OM-5 Mark IIと何が違いますか?
有効約2037万画素のセンサーとTruePic IXエンジンは、同じです。PENは、約393gで、OM-5 Mark IIの約418gより軽く、ボディが薄い(奥行き約43.3mm)のが特徴です。一方、OM-5 Mark IIは、ボディ内手ブレ補正(中央最大6.5段)が、PEN(中央最大5.5段)より強く、防塵防滴がIP53相当(防滴レンズとの組み合わせ)で、PENのIPX1相当より上です。価格.comの最安は、PENが約13.4万円(予約)、OM-5 Mark IIが約11.7万円で、約1.6万円の差があります(2026年10月時点の目安)。
PENの弱点は何ですか?
海外のDPReviewは、AFの被写体認識が誤検出しやすい点、動画が4K30p(8bit)止まりな点を課題としています。ASCIIの実機レビューは、街のスナップでは、AFの速度に不満はなかったとしています。ほかに、SDカードは1枚でUHS-Iのみ、背面のボタンが小さめ、という指摘があります。
PENは、雨の日に使えますか?
PENは、シリーズで初めて防塵防滴に対応しましたが、等級はIPX1相当で、OM-5 Mark IIのIP53相当には及びません。付属のダブルズームキットの40-150mmは、防滴に対応していません(ASCIIの実機レビュー)。雨や水辺で使うなら、OM-5 Mark IIのほうが安心です(筆者の考え)。
まとめ:デザインと軽さならPEN、性能と入手しやすさならOM-5 Mark II
- 軽さ・薄さ・レトロなデザイン:PEN(約393g)
- 防塵防滴・手ブレ補正・価格・入手しやすさ:OM-5 Mark II(約418g)
- 迷ったら、OM-5 Mark II(筆者の考え)
- PENは、納期を確認してから予約。発売後に、情報を確認して更新します
OM-5とOM-3の違いは、OM-5 vs OM-3で比べています。
Tabi